この記事では,あおり運転の対処方法をまとめています
あおり運転された!天誅を下したいけどどうすればいいんや…
その悩みを解決するのが,あおり運転の通報などの対処方法をまとめたこの記事です
あおり運転は即通報して,あおり運転の無い世の中を作っていきましょう!
あおり運転をされたら安全な場所から110番通報をしよう
あおり運転を受けたら,サービスエリアやパーキングエリアなど,交通事故に遭わない安全な場所から躊躇なく110番通報をしましょう
あおり運転をされると,カッとなって戦いたくなりますが,このご時世(あおり運転に対する厳しい罰則がある状況)にあおり運転をしてくるドライバーは異常です
そんな異常者にタイマンで立ち向かうのは危険すぎます
警察という最強の機関を利用すべきですね
あおり運転は危険なので徹底的に法で裁かれます
あおり運転がなぜダメになったのかを見ていきましょう
あおり運転は大きな事故を起こしかねない,悪質で危険な行為です
ほかにも
- 車間距離保持義務違反
- 進路変更禁止違反
- 急ブレーキ禁止違反
- などの道路交通法違反のほか
- 危険運転致死傷罪(妨害目的運転)
- 暴行罪
などに該当する可能性があります
近年,警察ではあおり運転が上記の違反・刑法に該当すると判断し積極的な捜査・交通取締りを行ってくれています
さらに,あおり運転を行ったドライバーに対して危険性帯有(たいゆう)による運転免許の停止(いわゆる免停)という厳しい行政処分を行ってくれています
運転免許の停止期間は30~180日です
危険性帯有とは
自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき
に危険性帯有者として,点数制度による処分に該当しない場合であっても運転免許の停止処分が行われます
あおり運転を受けたことがあるドライバーは70%
チューリッヒ保険会社のアンケートの結果,あおり運転を受けたことがあるドライバーは70%という結果が出ています
通報はもちろんですが,あおり運転の対処方法について
あおり運転をされると頭に血が上ったり,身の危険を感じて冷静に正常な判断ができなくなりますので,ここであおり運転の対処法を知っておきましょう
関わらないようにする
あおり運転を受けたら,煽ってきた車とは極力関わらないようにしましょう
- 具体的には
- 道をゆずる
- 1本道でゆずることができない場合は無視する
などです
ドライブレコーダーはあおり運転の強力な証拠になる
ドライブレコーダーはあおり運転の動かぬ証拠になりますので,ドライブレコーダーをつけておくとあおり運転対策になります
ドライブレコーダーが無い車を運転しているときにあおり運転を受けた場合,同乗者がいれば撮影してもらうのも手ですね
また,こちらが停車中にあおり運転のドライバーが降車し恐喝や暴行を加えてきた場合にも,スマホで撮影をしておくとあおり運転の証拠となります
あおり運転の通報の手順
あおり運転のドライバーに煽られたら,以下のように通報すると良いです
- あおり運転にあったら,あおり運転の車のナンバー,車種,進行方向を記憶する
- あおり運転の車から十分に離れた安全な場所に車を停め,ドアロックをする
- 警察に110番通報をし,覚えている情報を伝える
- あおり運転のドライバーが車から降りて文句を言いにくる可能性があるが,絶対に外に出ず徹底的に無視をする
あおり運転は道路交通法違反のみならず,刑法にも関わる重大な違反行為ですので,煽られたあなたは法の上では絶対に負けません
ですので,相手の言い分には文字通り耳を貸さず,警察の到着を待ちましょう
あおり運転の被害を防ぐ方法
そもそもあおり運転に巻き込まれないのがイチバンですね
トラックや高級車など,あおり運転のドライバーにナメられない車に乗っているとあおり運転されにくいですが,あおり運転対策のためだけにトラックや高級車を購入するわけにもいきませんよね
そこで効果的なのが,ダミーカメラやステッカーです
ダミーカメラやステッカーで撮っているアピールをする
あおり運転のドライバーに「撮影しているぞ」というメッセージを発するのが効果的です
ドライブレコーダーを買うのが金銭的に厳しい方にはダミーカメラという選択肢もありますし,「撮影中」などのステッカーを車に貼るのも効果的です
追い越し車線を走り続けない
あおり運転が大きな事故を起こす高速道路ですが,追い越し車線を走り続けているとあおり運転のドライバーに目をつけられます
というのも,走行車線から追い越し車線の車を追い越すことは道路交通法違反になるため,追い越し車線を走っているあおり運転予備軍のドライバーは前を走る車にどいて欲しいのです
度を越したアピールがあおり運転になるんですね
ですので,追い越し車線を走るのは合流車の回避など適切な回数に抑えて,あおり運転の被害を防ぎましょう
あおり運転を急ブレーキで威嚇するのはデメリットしかない
あおり運転されるとつい急ブレーキを踏みたくなってしまいますが,これはデメリットしかないのでやめておきましょう
追突の過失は後続車に100%発生するのは有名な話ですが,故意のブレーキによる追突は話が別になり,先行車にも過失が発生してしまいます
追突が起きなかったとしても,あおり運転に対して急ブレーキを踏むと,より煽られるだけですので急ブレーキはやめておきましょう
あおり運転をぶっちぎるのもダメ
あおり運転をしてきた車が追いつけないくらいアクセルを踏んで逃げてしまおうという作戦もひらめきますが,慣れない速度で走ると事故の元です(実際に同様の事故がありました)
あおり運転はいかに罪が重いか
あおり運転というまるっこい字面ですが,かなり罰則が厳しいです
事故を起こしていなくてもあおり運転は違反行為です
車間距離を極端に詰めるあおり運転はイメージどおりですね
道路交通法26条で,ドライバーは車間距離の保持を義務付けられています
これを違反した場合は以下の罰則が科せられます
高速道路での26条違反
- 3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
- 1万円,1万5千円,2万円の反則金
- 違反点数2点
一般道路での26条違反
- 5万円以下の罰金
- 6千円,8千円,1万円の反則金
- 違反点数1点
あおり運転で事故を起こすと罪が重い
あおり運転をするだけで上記のような罰則が科せられますので,あおり運転による事故を起こした場合はさらに重い罰則が科せられます
- 負傷事故の場合:最長15年以下の懲役
- 死亡事故の場合:最長20年以下の懲役(悪質な場合最長30年以下)
- 違反点数45~62点(ちなみに酒酔い運転で35点),免許取り消し,欠格期間(免許が取れない期間)5~8年の行政処分
と,かなり厳しいものとなっています
ですがあおり運転により大怪我をした本人や,大事な人を亡くした遺族からすれば,たった10~15年であおり運転ドライバーが一般人として生活をしていくのは納得がいかないでしょう
まとめ:あおり運転は対策・通報をして,煽られても無視しよう
あおり運転の対策などについてまとめました
- ドライブレコーダーをつける
- ステッカーを貼る
- あおり運転にあったときのシミュレーションをしておく
- 通報する
これらを行っておけば,あおり運転にあってもマズい対応は取らずに済むと思います
よりよいカーライフのお役に立てれば幸いです!
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